Seven Seas

修学旅行・城東中の環境学習に行ってきました 6月22日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で午前は「修学旅行での漂着ゴミの環境学習」、午後は「城東中学校 マングローブ観察の環境学習」でした。

 

(C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

午前は、石垣島から来島している小学校5年生向けに、漂着ゴミの調査とボランティア海岸清掃のプログラムを実施しました。

 

石垣島も宮古島も、海岸漂着ゴミが多いのは同じ。

 

今日の子どもたちは、石垣島の中でも市街地にある学校から来ていたので、海であまり活動したことのない子どもたちも多かったですが、今日の学びから、家に帰ってからゴミを減らすために自分で何ができるかを考えてもらえたらよいなと思います。

 

午後は、宮古島の城東中学校の生徒たち向けに、マングローブ観察の環境学習を実施しました。

 

城東中がある場所からマングローブ域までは距離があるので、マングローブを観察したことがない生徒たちもいました。

 

まず、マングローブとはどんな植物なのか、宮古島のマングローブの特徴などをお話してから観察へ行き、みんなでマングローブを探しました。

 

それぞれ種類によって根の形が違うことを説明すると、みんな根をじっくり見ながらどれがどのマングローブなのか考えていました。

 

後半は、グループに分かれて生きもの観察へ。

 

このプログラムでは、指導者が生きものを紹介するのではなく、生徒たち自身で生き物を探し、観察することが重要です。

 

生きものを見つけたら、それがどんな特徴か、どこに住んでいるのかをよく観察してもらいます。

 

最後の振り返りでは、見つけた生きものがマングローブ域でどんな役割をしているのかを考えてもらいました。

 

「マングローブ域にはカニがいっぱいいた」だけではなく、カニとマングローブの関係を考え、豊かな生態系はどんなものなのか、を考えることで、それぞれ生きものが影響しあって生態系を作っていることを学ぶと思います。

 

自分たちが住む島の豊かな環境に触れることで、島を守っていこう、という気持ちがでてくることを願っています。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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