Seven Seas

平良第一小の環境学習に行ってきました 6月12日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「平良第一小学校 漂着ゴミの環境学習」でした。

 

(C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

平良第一小学校は、宮古島市の中でも最も人数が多い小学校で3クラスあります。

 

街中にあり、なかなか全員で海岸へ行くことができないので、一度、保護者のご協力のもと海岸で活動したことがありましたが、その後は室内での環境学習ワークショップ形式をとっていて、今年で5回目となります。

 

一方的な講義ではなく、児童たちから海ゴミについて知りたいことを出してもらい、それについて主に解説をしたり、アクティビティを体験してもらい、児童たち自らでその答えを考えたり導き出したりします。

 

3クラス合同でのプログラムも難しいので、1クラスごと、3回行いました。

 

同じ学校、学年でも、クラスによって質問の傾向がずいぶん違いました。

 

やはり、ゴミの種類や量についての質問は多いですが、ゴミの生きものや環境に対する影響であったり、そもそも海ゴミの何がいけないのか、といった質問をしてくる児童もいて、色々考えているのだな、と思いました。

 

生きものへの被害、といった点では、最近はYouTubeでウミガメの動画を見た、とか言って、その情報をうのみにする人もいますが、自分の目で見たり、体験したり、調査をして得た情報は大事だと思っています。

 

もちろん全ての情報を自分の体験から得ることはできないので、私たちがこういったプログラムで情報を提供したり体験をしてもらって、新しい気づきになってもらえたらよいな、と思います。

 

プログラムを受ける前と後で、海ゴミに対する考えがどのように変わったのかはわかりませんが、自分たちの生活と海ゴミがつながっていることに気づいてもらえたかな、と思っています。

 

自分がゴミを減らすために何ができるか、それは人それぞれ違います。

 

でも、自分のできる範囲で、何かアクションを起こしてもらえたら、そしてこのプログラムがその1つのきっかけとなってもらえたら嬉しいと思っていつも活動しています。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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