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宮古島ってどんな島?(植物編 道ばたのカラフルな花)

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コーディネーターのKOKOです。

 

南国の島というと、カラフルな花のイメージがありますね。

 

これには理由があります。

 

「黄色い服を着ると虫が寄ってくる」というの聞いたことありますか?

そう、虫が見やすい色は黄色です。

 

でも、南国の太陽の光が強い場所では、太陽の光が反射して黄色が見えずらいのです。

そこで、虫に見つけてほしい南国の植物は、赤っぽい色の花をつけるといわれています。

 

今日は、宮古島で街中を歩いているだけでも見つけられるカラフルな花を紹介しましょう。

 

沖縄3大名花 赤が鮮やか

垣根や、街路樹の周りに植えられていることが多く、赤い花が遠くからでも目立つのがサンダンカ。

園芸種や雑種などいろいろな種類があるようです。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

サンタンカ、とも呼ばれますが、中国の仙丹(さんたん)という山に多く見られるからその名がついたとされています。

沖縄で一般的にサンダンカと呼ばれるのは、花が3段だから、かもしれません。

 

コンクリートの隙間からたくましく可憐に

見落とされがちですが、コンクリートのクラックとかからたくましく伸びていて、それでいて可憐なピンクの花をさかせているのは、ニチニチソウです。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

一般的には、観賞用に栽培されて売られているものと思いますが、宮古島では道ばたのあちらこちらで咲いています。

 

野生化したニチニチソウの花を切って、水を入れたグラスに浮かべたり、小さい花瓶にいれたりして家で飾ってもステキ。

 

ただ、気をつけなくてはならないのは、ニチニチソウに含まれるアルカイドの成分には毒性があります。

昔から、薬として世界中で利用されてはいますが、一般の人が飲用するのはやめましょうね。

 

小さいアジサイみたいな七変化の花

ランタナの小さい花が集まている姿は、アジサイのようにも見えますが、全然違う種類です。

花の色が変わっていくのでシチヘンゲとも言われています。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

南米から日本に渡って来た植物で、寒さに弱いですが、宮古島では一年中咲いているように思います。

 

生命力が強くどんどん広がっていくのでやたらに植えてはいけない、とも言われていますが、見る分にはキレイな花ですね。

 

ランタナの種には毒があるので動物は食べません。

そのまま飲み込む鳥だけが食べて、どこかへ飛んで行ってフンとして種を落とし、種を広げていくのです。

よくできていますね。

 

カラフルな花の代表はこれ!

道ばたに野生化しているのは少ないですが、散歩をしていて見かける花のなかで、一番知られているのはハイビスカスではないでしょうか。

 

冬でも派手な色で咲いているので、観光で来る方は南国の雰囲気を味わえるかもしれません。

家の庭先や、垣根に、そして、畑の周りに植えられていますね。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

アオイ科フヨウ属の植物で、ハイビスカスの原種はなんと250種以上もあり、それがハワイで品種改良されたものだから、園芸種は一万種以上あるとか。

 

原種のなかで、一番有名なのはブッソウゲでしょうか。

ブッソウゲの色も様々ですが、やっぱりレッドスターとかサマーレッドという種類が赤くて大きくて華やかな定番ですね。

宮古島では「アカバナ」と呼んでいます。

 

ハイビスカスティーはローゼルという種類のハイビスカスの花やがくの部分を利用したお茶で、ビタミンCたっぷりで美味しいです。

よかったら飲んでみてください。

 

 

このほかにも、散歩をするだけでもたくさんの南国の植物を目にすることができます。

面白い形、色のものもありますので、ちょっと探してみるのも面白いかも。

 

今後も、宮古島の自然に関するお話をご紹介していきます。

次の機会には、他の面白い植物についても紹介しますね。

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この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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