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体験マングローブカヤック サシバの舞いに秋の訪れを実感 10月17日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズのツアープログラム「体験マングローブカヤック」でした。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

今日も北寄りの風が心地よく、さわやかな1日でした。

 

ツアー前のマングローブ林では、上空を、猛禽類の渡り鳥、サシバが2羽旋回していました。

 

サシバは本州で繁殖し、秋になると東南アジアなど南へ渡っていくのですが、その中継地点として、宮古島や台湾に立ち寄り、そこから更に南へ向かいます。

 

毎年10月ころにサシバは宮古島へ来るので、サシバを見ると秋の到来を感じるのです。

 

さて、今日ツアーに参加されたのは、関東からお越しのカップルです。

 

前半、広い海域に漕ぎだすと、ヤエヤマヒルギに留まっていたダイサギとクロサギの群れが上空に舞い上がり、迫力がありました。

 

カヤックは初めてとのことでしたが、お2人ともセンス抜群、すぐに上手にカヤックをコントロールしていました。

 

なので、ヤエヤマヒルギの根にとまっているミナミトビハゼを早速発見。

 

今日は潮がいつもより高かったので、あちらこちらにミナミトビハゼを見つけることができました。

 

最初にヤエヤマヒルギの幼木の横を通ったためか、彼女さんから、「マングローブはどうやって増えるのですか?」と質問を頂きました。

 

動植物にご興味のおありのお2人です。

 

今の時期、胎生種子が伸びていないのでマングローブの近くに寄れないとよく見えないのですが、今日のお2人は上手だったので、さっそくヤエヤマヒルギに近寄ってみました。

 

三角の実から5ミリくらいの胎生種子が出ていて、じっくり観察。

 

この夏落下した胎生種子は、ほぼどこかへ流れていったか定着したか、魚などにかじられているのですが、今日はラッキー、完全な姿の胎生種子がカヤックの横を漂流していました。

 

そして、最後は、なんと、オヒルギの胎生種子の1本が、季節を先取り(?)して伸びていたので、実際にどんな感じで木からぶら下がっているかも観察することができました。

 

後半はリアルジャングルクルーズ、ということで、ジャングルに入り、たくさんのカニを見たり、コサギが魚を狙っている姿をみたり、いろいろな動植物に触れたツアーになりました。

 

 

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 @sevenseasmiyako

宮古島で体験マングローブカヤック

体験マングローブカヤック

カヤックで、マングローブをはじめ海浜植物や汽水域の生きものを観察するプログラムです。
貴重なマングローブ、豊かな生態系についてのガイドの解説や、静かな入り江で鳥のさえずりを聞きながら、のんびり、ゆったり自然の神秘を感じてください。

  • マングローブ域の動植物などの解説を聞きながら観察

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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