旧16日祭 ご先祖様と祝う
KOKOの独り言… 2月25日
旧16日祭 ご先祖様と祝う
コーディネーターのKOKOです。
今日は旧暦の1月16日、ご先祖様のお正月で、「旧16日祭」と呼ばれています。
宮古島では、お正月が3回あると言われています。
新暦の1月1日。もともと日本とは違う国、琉球王国であった宮古島では、新暦の1月1日をお祝いするのは近年になってからです。
伝統的な神事、イベントは旧暦で行われることが多いので、正月も旧暦の1月1日にお祝いします。
それよりももっと盛大にお祝いするのは、この世のお正月ではなく、あの世のお正月。
それが、旧暦1月16日なのです。
KOKOは、お祝い事には欠かせない料理のうち、昆布と3枚肉の煮物を作り、ご先祖様のことを思いながら頂きました。
この日は親族で集まり、ご先祖様と一緒に3枚肉や寿司、刺身、てんぷらやオードブルなどを食べるので、スーパーへ行くと、特別に棚が設けられ、オードブルが所狭しと並んでいます。
食堂も臨時休業をして、オードブルの予約だけ受け付けているお店もあるので、観光客の方は、「あれ、なんで閉まってるの?」と思うかもしれませんね。
ご先祖様の正月であるので、お墓の前にシートを敷いて、親族で一緒に食事をすることもあります。
そのため、旧16日祭の前の週末には、ご先祖様のお墓の周りの草刈りや清掃をする人たちが多いのです。
しばらく草刈りしないと、ギンネムやセンダングサなどが伸び放題になってしまいますから。
草だけならよいのですが、お墓のすぐ近くなのに、ゴミの不法投棄が凄まじい。
先日ゴミ拾いに参加したけれど、かなり深いところまでゴミが埋まっていました。
炊飯ジャー、扇風機、陶器、お椀、大量の空き缶、ツナ缶、栄養ドリンクの空きビン・・・・
ご先祖様も、不法投棄には困っているのではないかな。
ゴミをポイ捨てすることはカッコ悪いんだよ~ということが皆の共通認識にならないといけませんね。
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