Seven Seas

宮古島ののびしろと、これからを考える

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JUNの独り言… 11月12日
宮古島はのびしろが少ないのか?? のびしろと、これからを考える!

 

 

セブンシーズ チーフガイドのJUNです。

 

風が強く天気も悪いのでツアー中止で、少し独り言…

 

先月、テレビ西日本の作成した「地元応援バラエティー のびしろTV」という番組が放送されました。

 

 

 

内容的には、九州・沖縄の274市町村の、SNS上の「ハッシュタグの数」を集計し、投稿数の少ない順にランキング。

 

「投稿数が少ないほどのびしろがある」とのことで、1位の市町村に、パンサーの尾形さんを派遣して、町に眠る「のびしろ」をのばすというもの…(笑)

 

そんなランキングで、宮古島はというと… なんと、なんと!、なんと!!!

 

最下位の274位(石垣島市の273位より下位)!!!(ランキングは以下の番組サイトでご覧いただけます)

 

 

九州・沖縄で最も、「のびしろ」が少ない市町村だそうだ(笑)

 

もちろん、島の名前が市町村になっている時点で、宮古島、石垣島、屋久島、与論島、久米島あたりは下位になる可能性が高くなると思いますが、他にも島の名前と市町村名が同じ島(徳之島や、座間味島、渡嘉敷島、与那国、喜界島、粟国島、などなど)もありますから、観光関係としては素直に喜ぶところでしょうか?

 

でも、最初に出る言葉は「良かったね~」や「嬉しい!」ではなく、「宮古島も変わっちゃったな~」でした。

 

そして、SNSのハッシュタグの数が多いということは、見方によっては、いわゆる「映え」を撮りに来る人が多い市町村とも言えるのかもしれません…

 

実際、カヤックやSUPのガイドからは、「映える写真が撮れればもういい…」みたいな事を言われる方もおられます… と聞くこともあります。

 

先月、KOKOも「独り言」として「映える海と豊かな海…」の記事の中で、「映え」る写真を撮りに来る方が増えることに関して書いていますが、宮古島の自然の豊かさや、昔ながらの雰囲気を好んで来てくれていた方々にとっては残念な状況かと思います。

 

 

もちろん、結果的に「映え」る写真が撮れるのは嬉しいことですが、「映え」写真を撮ることを目的としてしまうと、景色の良いところ以外の、本当の宮古島の良さや面白さが見えてこないのではないかと思います。

 

宮古島は、元々沖縄本島や石垣ではなく、従来の沖縄の雰囲気があじわえる島として、リピーターが多い島でした。

 

そんな方たちの足が遠のいてしまっています。 その、原因はどこにあるのか?

 

やはり、「騒がしい…」や、「マナーが悪い…」などなど言われます… 旅の恥はかき捨てですか?

 

そして、本来の沖縄の雰囲気よりリゾート感が強くなってしまったとも、言われます。

 

 

宮古島にお越しいただく皆さんがマナーを守り、また宮古島の自然の豊かさや、昔ながらの雰囲気が好きで来てくれていた方々が帰ってきたいと思う宮古島になったら嬉しいな~、なんて思います。

 

ちなみに、宮古島が、宮古島にお越しいただく皆さんに守ってもらいたい、ルールやマナーがガイドラインにまとめられています。

 

ぜひご覧いただいて、守ることはもちろん、周知もご協力頂けたら嬉しいです。

 

 

 

最近「ネイチャーポジティブ」なんて言葉をよく耳にしますが、開発で破壊した自然はもちろん、それだけでなく文化を含めた島の雰囲気も取り戻していけるように、みんなで考えていけたらよいな~… なんて思いますが、皆さんはどう思います?

この記事を書いた人

JUN(チーフガイド)

学生時代は水泳・カヤックシングルの選手として活躍、その後海外・国内でダイビングインストラクターとして経験を重ねる。ダイビングのインストラクション・ガイド業以外にもダイビング・スノーケリング器材販売専門店・ダイビングとエコツアー専門旅行会社・海辺の環境教育指導・シーカヤックガイド等の経験を持つ水専門のエキスパート。PADIコースディレクター取得後は、ダイビングのみならず海から海辺全域に関して、後進育成を中心に活躍。[資格等]

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