Seven Seas

修学旅行の環境学習に行ってきました 6月7日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「修学旅行での漂着ゴミの環境学習」でした。

 

(C) NPO MiyakojimaSeaEnvironment

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

今日は、毎年宮古島に修学旅行で来ている大阪の中学校の選択プログラムで漂着ゴミの環境学習を行いました。

 

今年で3回目となりますが、昨年は雨のため室内での活動となりましたが、今年は暑い1日でした。

 

水分補給、帽子、タオルなど熱中症対策を万全にして活動開始です。

 

まず、海岸にゴミがあると何が問題かを考え、色々な意見をだしてもらいました。

 

ビーチクリーンのプログラムを選ぶということはゴミ問題に関心がある生徒さんが参加されているのですが、海にゴミがあると何がいけないのか? を考えることはあまりないかもしれません。

 

当然よくないでしょ、と思うかもしれませんが、具体的にどんな問題があるのかを考えることは、その解決策を考えるのに必要なことかな、と思います。

 

先週の台風の影響か、海岸に漂着したゴミは、植生帯の方に飛ばされてまとまっていました。

 

ビーチの入り口付近にゴミがたまっていたので、短時間で30袋相当のゴミを回収することができました。

 

ペットボトルや発泡スチロール、ブイなどが多く、みんなも思ったよりゴミが多いと感じたようです。

 

海岸清掃と同時進行でペットボトルだけを回収し、後半は生産国の調査を実施しました。

 

見た目は、漢字が書いてあって日本じゃなければ台湾じゃない?と話していた生徒さんでしたが、実際に調査をしてみると、台湾からはゼロでした。

 

結果は中国からのペットボトルが8割超えでしたが、重要なのは、結果を考察すること。

 

どうして中国からの漂着ゴミが多いのか、他の地域ではどうなのか?

 

そもそも、海岸のゴミはどこからくるのか?

 

そんなことを考えて意見を出してもらいました。

 

今日体験したこと、新たに知ったことをさらなる学びにつなげていき、ゴミを減らすために何ができるのか考えてもらえたら嬉しいです。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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