Seven Seas

下地中の環境学習に行ってきました 5月24日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「下地中学校 与那覇湾とマングローブ域の環境を学ぶ環境学習」でした。

 

(C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

今回、下地中学校の総合的な学習の時間を利用して、学校の近くにある自然豊かな与那覇湾についての環境を学ぶプログラムとして7回目を迎えました。

 

与那覇湾は、浅く、海藻藻場が広がり、汽水域にはマングローブ林もあり、生態系豊かな場所で、2017年にラムサール条約に登録されました。

 

湾の中は特別鳥獣保護区に指定されています。

 

そんな豊かな自然がいっぱいの与那覇湾ですが、近くに住んでいる子どもたちも知らないことがいっぱい。

 

やっぱり、知らなければ、それを守りたいという気持ちにはなかなかなりません。

 

今日は、まず、与那覇湾とはどんな場所なのか、を考えてみて、それから実際にカニや魚、エビ、マングローブなどの動植物を観察し、それらが、与那覇湾の生態系にとってどんな役割を果たしているのか、を考えてもらいました。

 

から梅雨で、とっても暑い中でしたが、みんな真剣に生きものを探し、思ったよりもいろいろ見つけていました。

 

2匹のガザミが、魚を引っ張り合いしている様子や、ほぼ透明のエビが群れている様子も見ることができました。

 

見つけた生きものが、有機物を食べて水や土壌をきれいにしたり、またそれらが鳥のエサになったり、みんなつながっているんですね。

 

先週、SDGsの講義もあったようですが、今日の学習とも大いに関連がありました。

 

最後に、生活排水がもたらす影響なども少し考えてもらって終了。

 

これから、自分たちで観察しに来たり、調べたりして、もっと深く地元の自然のこと、知って欲しいなと思いました。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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