シュノーケリング?それとも、スノーケリング?
セブンシーズ チーフガイドのJUNです。
最近、宮古島ではシュノーケリングが一番人気のアクティビティーとして注目をあびています。
前に、シュノーケリングとスノーケリングって何が違うんですか??? って聞かれたことがありました。
同じなんですが・・・ 少し解説していきたいと思います。
「宮古島で人気のアクティビティー」は以下の記事でチェック!
目次
スノーケリング・シュノーケリングとスノーケル・シュノーケル
スノーケリングとシュノーケリング、何が違うかというと・・・ 差す意味は同じです。
シュノーケリングまたはスノーケリング(米: snorkeling、英: snorkelling、独: Schnorcheln)とは、シュノーケルを身につけて、水面または比較的浅い水中を游泳するレクレーション活動またはマリンスポーツである。
語義によれば、シュノーケル(ドイツ語: Schnorchel)又はスノーケル(snorkel)と呼ばれる器材を用いて行う游泳一般を指すが、上述のとおり、水面または比較的浅い水中を游泳する場合に特に用いられる。「wikipedia」より
そして、その違いを正確に知るためには、スノーケリング・シュノーケリングとスノーケル・シュノーケルの違いを知る必要があります。
まず、スノーケリングやシュノーケリングは、スノーケルやシュノーケルを使って泳ぐ行為(動詞)をいいます。
シュノーケルもしくはスノーケル(英: snorkel、独: Schnorchel)は、水中において呼吸を行えるようにするための用具。
この用具を用いて水中で活動することはシュノーケリングもしくはスノーケリングと呼ばれる。
浅い水中を泳いだりする際に、水面から顔を出しての息継ぎをすることなく呼吸するための呼吸用具。「wikipedia」より
そして、スノーケルやシュノーケルは道具の名前(名詞)です。
行為(動詞)と、道具の名前(名詞)の違いで「~ing」が付くか付かないかを使い分けます。
ま~、別にそのへんの言葉を正確に使わなければ問題が起こるわけではないし、意味は伝わるので良いのですが、正確な意味を考えると「スノーケルする???」というと、スノーケルになるコスプレ???みたいなことになってしまいます。
でも、実は「シュノーケルする???」はおかしくないんですね・・・ その辺は後ほどもう少し詳しく!
スノーケルとシュノーケル
では、そのスノーケルとシュノーケルの違いはというと、国による発音の違いだけなんです。
上で引用した「wikipedia」でも「シュノーケルもしくはスノーケル(英: snorkel、独: Schnorchel)」と書いていますが、同じものをドイツ語で発音すると「シュノーケル」、英語で発音すると「スノーケル」となります。
それだけ・・・
もちろん、英語はわかります。
ダイビング器材の発明に大きくかかわった「ジャック=イヴ・クストー」がイギリス人だったり、世界で最も歴史が長いダイビング指導団体「BSAC」もイギリスの団体でウイリアム王子が総裁だったり、世界で最も大きなダイビング指導団体「PADI」がアメリカの団体だったり(著者はこのPADIのコースディレクター・インストラクタートレーナーです)。
もちろん、母国語が英語でない国(特に大きなマーケット)、日本では英語のスノーケルで定着させたかったからでしょう。
でもなんで、ドイツ語表記がでてくるのでしょうか?????(筆者にとっても謎です)
こんな経緯もあって、ダイビング関連団体は頑なに「スノーケル」を使うのです・・・
では、スノーケリングとシュノーケリング
話がぐっと戻って、シュノーケル(を含む3点器材 フィン・マスク・シュノーケル)を用いて水中で活動することがシュノーケリングもしくはスノーケリングとなります。
行為(動詞)と、道具の名前(名詞)の違いで「~ing」が付くか付かないかを使い分ける訳ですから、英語だとスノーケリング、ドイツ語だとシュノーケリング・・・ といいたいところですが、これは英語のお話しで、ドイツ語のシュノーケル(独: Schnorchel)は「~ing」を使わないで、動詞も名詞も同じです。
なので、英語表記だとスノーケル(名詞)とスノーケリング(動詞)、ドイツ語表記だとシュノーケル(動詞&名詞)となるのです。
そうすると・・・・・ シュノーケリングは???
整理すると、シュノーケリングは日本語(和製英語)ということになります。
結論
スノーケルとスノーケリングは道具の名前(名詞)と行為(動詞)の差があるけれど、そこ以外はどれ使ってもOK~、ってことです。
皆さん、気にする必要ありませ~ん。 みんな同じです!
ちなみに、セブンシーズではツアーの内容では「シュノーケリング」に統一をしております。
※講習では、コース名が名詞なので変更せず「スノーケル」「スノーケリング」が使われています。
なんでって???
一般的な名前の方がわかりやすいですよね?????
試しに Instagram で「#シュノーケリング」「#スノーケリング」を検索してみました。
「#シュノーケリング」が投稿40万件
「#スノーケリング」が投稿3.4万件
10倍以上! 「スノーケリング」にこだわって、検索する皆さんから見つけてもらいにくくなっちゃうのにね・・・・・
最後に、シュノーケリングと・・・
最後に、シュノーケリングに似たレジャーやスポーツがあるので、シュノーケリングとの違いを書いておきます。
シュノーケリングに似たレジャーやスポーツとして、よく聞くのは、スキンダイビングとフリーダイビング、そしてスクーバダイビングです。
スクーバダイビング
一般的にダイビングというと、このスクーバダイビングの事
自給式水中呼吸装置の Self Contained Underwater Breathing Apparatus の頭文字をとってSCUBA(スクーバ)とダイビング(訳すと潜水)をつないだもの。
要はレギュレーター(ダイビング器材)を使って潜るものをスクーバダイビングといいます。
レジャー潜水も作業潜水も、ひっくるめてスクーバダイビングになります。
スキンダイビング
シュノーケル(を含む3点器材 フィン・マスク・シュノーケル)を使う点で同じなので、一番シュノーケリングと混同しやすいレジャーです。
スクーバダイビングと同じダイビングとついていますから、その名の通り潜るレジャーです。
そのまま直訳すると「素潜り」になります。
水面に浮いて遊ぶ「シュノーケリング」に対して、潜って遊ぶのが「スキンダイビング」になります。
フリーダイビング
スキンダイビングと境界がわかりにくいですが、一呼吸で、「どれだけ深く潜れるのか」「どれだけ遠くまで泳いで行けるのか」「どれだけ長い時間呼吸を止めていられるのか」をルールに沿って競うスポーツがフリーダイビングです。
楽しみのために参加する方もおられますが、基本的にはレジャーというよりもスポーツにはいります。
さらに、他にも・・・
フリッパースイム
セブンシーズの講習内容でもでてくる、「フリッパースイム」も「何ですか?」と聞かれるので、書いておきます。
フリッパーはヒレ状になっている足(アザラシとかのね)や、フィンの事をいいます。
なので、フィン(を含む3点器材 フィン・マスク・シュノーケル)を使って泳ぐことをいいます。(フリッパースイムは手は使いません 手を使うのはシュノーケルスイムなどと言い、フリッパースイムやシュノーケルスイムを総称してフィンスイムと言ったりします)
同じものを使いますが、シュノーケリングやスキンダイビングがレジャーの分類なら、フリッパースイムやシュノーケルスイムは泳ぎ方といったところでしょうか?
ドルフィンスイム
その名の通りイルカと泳ぐレジャーです。
スキンダイビングの中で、イルカと泳ぐことを目的にしたスキンダイビングといったところでしょうか?
そして、シュノーケリングはスキンダイビングと違って水面で遊ぶものです。なので浮力をつけると安全です
シュノーケリングのお店を選ぶ際には、必ずPFD(ライフジャケット)を使うお店を選びましょう
そして、シュノーケルを含め器材の話がでましたので、シュノーケリング器材の色々に関して・・・
実は、器材に関しての色々は「OMSBスノーケリングガイド講習」や「OMSBスノーケリングインストラクター講習」で説明する内容なんです。
でも、基本的に知っておいてもらいたい部分もあるので、それは機会を見つけて書きたいと思います。
最後に、当店セブンシーズでシュノーケリングをするプログラムは「SUPカヤック」です。
別名、欲張り海遊び(自称)と呼ぶくらい、SUPしたり、カヤックしたり、シュノーケリングしたりと欲張りに遊びます。
皆さんと一緒に遊ぶのを楽しみにしています ♪
シュノーケリング器材のあれこれはその内・・・
できるだけ、早い機会にシュノーケリング器材の基本的に知っておいてもらいたい部分をご紹介していきたいと思いますが・・・
いつになるかは・・・・・
宮古島でSUPカヤック
SUPカヤックを使った1組貸切のツアーです。
カヤックとして漕いだり!SUPとして漕いだり!ボード上でのんびり横になったり!フィッシュウォッチングしたり!オールマイティーに海を遊び尽くそう!!!
-
カヤックとSUP、ダイビングのインストラクターがガイド
-
少人数の貸切なのでマイペースで遊べる
OMSBスノーケリングガイド
「OMSBスノーケリングガイド」はスノーケリング事業を行うに際してガイドを実施するのに必要な知識・技能があることを認定する資格です。
沖縄県の条例でスノーケリング業・プレジャーボート提供業などを申請する際に必要となる資格です。
前の記事へ
次の記事へ