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海神祭で漕ぎました

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KOKOの独り言… 6月9日
海神祭で漕ぎました

 

 

コーディネーターのKOKOです。

 

昨日、6月8日はワールドオーシャンズデイ、世界中で海のことを大切に思う日でした。

 

そして、今日は海神祭(ハーリーとかヒャーリークズとかいいます)。

 

宮古島の各漁港では、航海安全と大漁を祈願した祭事が行われました。

 

宮古島では島を挙げての伝統的な祭事は少なく、各集落、部落ごとでの祭事が多いのですが、この海神祭は、同じ日に一斉に各地域で行われる数少ない祭事です。

 

ただし、やることは地域で少し違っています。

 

KOKOはもともと池間島での生活が長く、ずっと池間島の海神祭に参加していました。

 

池間島は「海洋民族」と自分たちで呼んでいる通り、漁師の島なので、海神祭は学校行事となり、子どもから年配の人までみんなで楽しめる内容で大盛り上がりでした。

 

同じ日に行われるので、これまで他の地域の海神祭を見に行ったことはありませんでしたが、今回は、友人の住む狩俣の海神祭に参加してきました。

 

狩俣も、追い込み漁という昔ながらの漁を続け、モズク漁など漁業の盛んな集落なので、やっぱり地域全体で盛り上がっていました。

 

船を持っている人は、朝いちで、大漁旗を掲げ、その地域の神聖な場所へ行き、海上から安全、豊漁祈願をします。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

海神祭のメインイベントといえば、昔ながらのくり船を使ったレースです。

 

最初にくり船で「うがんバーリー」といわれる安全祈願を行い、その後、いよいよ3艇ずつのレースです。

 

集落の分団対抗であったり、職場、学生時代の仲間など、様々なグループをつくった職域対抗レースがあります。

 

KOKOは職域対抗で参加しました。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

みんなの息を合わせることと、Uターンの時の舵取りが重要となってきます。

 

最後の方はみんな力尽きそうになりますね。

 

池間島もそうでしたが、進行の方がマイクをもって実況してくれるのが面白いです。

 

小学生以下はレースには出ませんが、「えさまき」に大喜び。

 

船からスイカやパイナップル、メロンなどの果物を海に投げ入れ、子どもたちが海に入ってそれをゲットしたり、砂浜にいる子どもたちにお菓子をまいたりするのです。

 

こうして、小さい子どもから年配の方までみんなで海の安全、豊漁を祝う、とても大事な祭事なのです。

 

今後も途絶えることなく続いてほしいですね。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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