宮古島市 八重干瀬市民説明会
KOKOの独り言… 1月27日
宮古島市 八重干瀬市民説明会
コーディネーターのKOKOです。
このところ、気温が16℃くらいで、肌寒い宮古島です。
一方、天気は曇りがちで少雨傾向なので、水不足がちょっと心配です。
ところで、今日は、「八重干瀬と宮古の自然環境を知る 市民説明会」に出席してきました。
令和4年に、環境省は、八重干瀬エリアと宮古の沿岸海域を、国定公園の候補地に選定しました。
国定公園は、自然公園法に基づき国が指定し、県が管理をするものです。
指定を目指すには、そのエリアに、ふさわしい自然環境があること、さらに、それを今後も守っていく保全体制があることを示さなければならないので、すぐに決まるわけではなく、地道な調査が必要になってきます。
今日は、市から市民に向けて、事業概要や、国定公園とは何か、そしてこれまでの調査結果やビッグデータの解析結果などの紹介がありました。
国定公園に指定されたら自然が保護されるからいい!と思う人もいれば、今までできたことができなくなるのでは?という不安の声もあるかもしれません。(今日の話では、できなくなることは、それほど多くはないようですが・・・)
どちらにしても、まず、八重干瀬や宮古島の沿岸海域の自然がどのくらい豊かで保護する価値が高いのかを知ることが大切です。
そのために令和4年度から八重干瀬や池間島周辺、大神島、狩俣などの海や沿岸域の動植物、地質などについての調査が始まりました。
貴重なサンゴの群落や、陸域にも希少種が多く見つかっています。
今後も調査対象や地域を拡大していくようです。
琉球大学の教授からは、ビッグデータとAIの技術を使って「生物多様性の見える化」を目指し、保全の優先度を図る、というお話がありました。
現時点でのビックデータ解析によると、八重干瀬周辺、宮古島の沿岸海域の保全優先度はやんばる国立公園や西表石垣国立公園と並ぶほど高い、という結果が出ているそうです。
宮古島は自然が豊か・・・とよく言われますが、データでそれが明らかになって嬉しいです。
この豊かな自然が次の世代に残るように、保護をしながら利用できるしくみが必要だと思いました。
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