天然記念物や固有種を知ろう!
JUNの独り言… 12月2日
宮古島の天然記念物や固有種を知ろう!
セブンシーズ チーフガイドのJUNです。
本日(12月2日)と、明日(12月3日)の二日間、宮古島市役所で「宮古の産業まつり」が開かれています。
そこで、セブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で、一緒にSDG’sの室内学習プログラムを作成した「どうぶつたちの病院沖縄」と「WWF」が、「ミヤコカナヘビについて知ろう!」のブースを出展しています。
そこで、時間の合間を見て顔を見に行ってきました。
元々、「どうぶつたちの病院沖縄」と「WWF」は宮古島の固有種で絶滅危惧種、そして天然記念物の「ミヤコカナヘビ」の保全活動をしています。
宮古島の希少な生物の代表選手「ミヤコカナヘビ」のクイズやゲームで特製グッズもゲットできます。
お時間ある方は、ぜひ遊びに行ってみてください。
実は、天然記念物や、固有種に関して、最近宮古島はホット(激熱)なんです。
沖縄の中でも、豊かな生態系がありながら、調査があまり入っていなかったのが宮古島なのです…
沖縄を3つに分けた、本島エリア、八重山エリア、宮古エリアの中で、唯一国の出先機関がないことも理由の一つだと思いますが…
今回取り上げている「ミヤコカナヘビ」以外にも、宮古島には「ミヤコサワガニ」や、蛇の「ミヤコヒバァ」などの自然の固有種や、飼育で保全されている固有種「宮古馬」などなど貴重な生物が生息していて、数年前から地下湧水では新種も続々発見されています。
海ではジュゴンの食み後など生息の形跡が多く見つかっています。(先月にジュゴン保護対策宮古諸島関係者連絡会議が開かれて、それにも呼ばれて参加してきました)
しかしその一方、開発で貴重な自然がどんどん消失していったり、「イラブナスビ」のように、残り2株しか確認できなくなってしまった(宮古毎日新聞記事より)固有の植物などもあるのが現実です。
陸と海はつながっています。
陸の自然が失われれば、その後には海の自然が失われています。 そう、宮古島の貴重で美しく、そして豊かな海の自然が失われてしまうのです。
そろそろ、みんなで真剣に考えなければいけないと思うのですが…
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