宮古島ってどんな島?(植物編 栄養満点の野菜?フルーツ?)
コーディネーターのKOKOです。
パパイヤというと、南国のフルーツというイメージがあるかもしれませんね。
でも、宮古島ではほとんどフルーツとしてではなく、熟す前の青い状態のパパイヤを野菜のように食べています。
今日は、栄養価満点の優れもの、パパイヤについてご紹介しましょう。
目次
パパイヤの食べ方
熟したパパイヤの実は黄色くて、中心部には黒い小さい種がたくさん。レモン汁などをかけて食べても美味しいフルーツですね。
宮古島の食べ方は、千切りにして豚肉や他の野菜と炒めるパパイヤチャンプルーは有名ですが、甘辛い汁に漬けた漬物や、煮物も美味しいです。
煮崩れしにくいし、一緒に煮るお肉を柔らかくしてくれるんですよ。
宮古島では家の庭によく植えられています。
1本からいくつも実がなり、1つの実でかなりボリュームのある料理が一品できるので、経済的なんですね。
でも、茎は柔らかく、台風などですぐに折れてしまうので、台風が接近すると、早めに実を収穫することも。
うちにはパパイヤの木はありませんが、台風が来そうな時にはご近所から実を頂くこともありますよ。
パパイヤの秘密
実を切ると、白い汁が出てきます。
それがタンパク質分解酵素の「パパイン」。
これが一緒に煮るお肉をやわらなくしたり、消化促進や消毒の作用もあります。
そのため、パパイヤを使った洗顔料や軟膏、お薬としても使われているんですよ。
この白い汁から、パパイヤは別名、「チチウリノキ(乳瓜の木)」とも呼ばれています。
宮古島では、パパイヤを食べるとお乳がよく出るって、赤ちゃんを産んだお母さんによく食べさせてるけど、これは名前から来ているのか、ほんとに効能があるのか。
でも、昔から島で言われている事って実体験から来ることが多いので、きっとそういう効能があるのでしょうね。
KOKOは、出産の前にしばらく病院に入院していたけど、かなり頻繁にデザートにパパイヤが出ていた。これも関係があるのかな?
パパイヤにはオスとメスがある
宮古島では、雑木林の中に入っていくと、パパイヤはあちらこちらで自生しています。
繁殖力が強いのでしょうね。
よく見ると、大きな実をつけているものと、全然実をつけていないものも。
実は、パパイヤは、オスとメスの木が分かれている、いわゆる雌雄異株なのです。
オスの木は花をたくさん咲かせ香りが強いです。
メスの木の雌花が開花し、オスの木の雄花の花粉が受粉すると、実がつきます。
オスの木だけ植えていても、実はつきませんね。
面白いことに、「両性」の木もあるんです。
これは、自家受粉できるので生産力が高いと、日本で栽培されるのは多いようですよ。
パパイヤの優秀な栄養価!
タンパク質分解酵素「パパイン」のほか、血液サラサラ効果のあるポリフェノールや、ビタミンCも多く含まれていて、栄養価がとっても高いのです。
宮古島のあちこちに自生していて、しかも栄養価が高いなんで優秀な野菜(正確にはフルーツ)ですね。
宮古島には、パパイヤのように、そこらに何気なくあるのだけれど、とても価値のある植物って意外と多いのです。
島の人々は、昔からそれを知っていて、食べたり、薬にしたり、塗ったり使っていたんですね。
今後も、宮古島の自然に関するお話をご紹介していきます。
次の機会には、そこらにあるけど実は価値のある植物についても紹介しますね。
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