宮古島ってどんな島?(琉球の信仰の起源)
コーディネーターのKOKOです。
宮古島には多くの神々がいらして、神にお祈りをする祭祀がたくさんあります。
いわゆる、パワースポットと呼ばれるような場所で、そういった場所を訪れる観光客の方もいますね。
島の人々の生活も、祭祀や神と関わることが沖縄県以外の地域に比べて多い気がします。
今回は、宮古島を含め、沖縄(琉球)の信仰についてお話しいたします。
目次
琉球の信仰のはじまり
琉球の信仰は「琉球神道」(りゅうきゅうしんとう)とも呼ばれ、自然発生的に生まれたと考えられていて、7世紀にはすでに原型はあったようです。
自然の山や岩、木、海などに神が宿っていると信じられています。
島の生活は、農耕、漁業など自然と深くかかわっています。
自然の力は人々の生活に恵みを与えると同時に、沖縄では昔から台風、干ばつなど自然災害も多く、人々を苦しめる時もありました。
そんな中、そういった自然現象を神々の働きとしてとらえ、自然発生的に、豊作や大漁、航海安全などをそれぞれの神をまつる琉球の信仰が生まれたのかもしれません。
日本神道(にほんしんとう)と同じ?
日本神道は、古代から日本にある民族宗教で、海の神、山の神、風の神のような自然物や自然現象を司る神々、衣食住や仕事を司る神々など数多くの神を信じる精霊信仰的な宗教です。
古代の神道では、神社を建てて社殿の中に神をまつるのではなく、祭りの時には巨木の周囲を縄などで囲って神を招いたりしていました。
そういう意味では、琉球の信仰は古代の日本神道ととても似ていますね。
琉球の信仰の核となっているもの
琉球の信仰の核は、祖先の霊を非常に敬う祖霊信仰です。
人の魂は神のいる世界「ニライカナイ」(海の彼方、あるいは地底にある世界)から来て、死ぬとまたそこへ帰り、守護神となって集落へ還ってくると考えられています。
また、一方、来訪神という神を信仰していて、普段は集落にいないか、集落の神聖な場所である御嶽(うたき)にのみいると考えられています。
そして祭事の時になると別の世界から集落や集落の御嶽(うたき)に訪れると考えられています。
なので、普段の生活の中でも、守護神や来訪神と関わることが多く、人と神のの関係がとても近いと思います。
次回は御嶽(うたき)についてご紹介
次の機会には沖縄各地にある神聖な場所、御嶽(うたき)についてお話ししたいと思います。
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