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カヤックの名称紹介

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セブンシーズ チーフガイドのJUNです。

 

昨年のこの時期にSUPの名称紹介記事を書きましたが、今回はカヤックの名称などを紹介していきたいと思います。

 

SUPの名称紹介記事は以下のページを参照してください。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

カヤックの種類

まずは、カヤックの種類から!
よく、カヤックをカヌーと呼ぶ方がいますが、決して間違っているわけではありません。
実はカヤックはカヌーの仲間です。
手漕ぎの船にも種類がありますが、漕ぎ手から見て後ろに進む船をボート、漕ぎ手から見て前に進む船を総称してカヌーと呼びます。
ですから、カヤックもカヌーの仲間ということになるんです。

 

ちなみにボートで漕ぐのに使うものは、ボートに固定されていてオールと呼びます。
カヌーを漕ぐのに使うものは、カヌーに固定されていなくてパドルと呼びます。

 

カヌーの中で、シングルパドルで漕ぐものを、カナディアンカヌーと呼びます(カナディアンカヌーを約してカヌーと呼んだりもするのでややこしいんですね)が、SUPや、沖縄では有名なサバニなどもその仲間に入ります。
そして、ダブルパドルで漕ぐものはカヤックと呼びます。
なので、整理するとカヤックはカヌーの一種でダブルパドルで漕ぐ船となります。

 

シングルパドル・ダブルパドルの紹介をした記事は以下のページを参照してください。

 
 

さて、カヤックがどんなものかわかったら、カヤックをさらに細かく分類していきたいと思います。

 

記事の最初の写真のカヤックは、宮古島でよく使われているタイプのカヤックです。
オープンデッキカヤック(艇の上に乗るタイプ)の種類でシットオントップカヤックなどと呼ばれます。(他にはインフレータブルカヤックなどがオープンデッキカヤックに入ります)

 

(C) SevenSeasMiyakojima

別のタイプとして、右の写真のカヤックはクローズドデッキカヤックの種類(下半身を艇の中に入れるタイプ)でリジット艇や、ツーリングカヤックなどと呼ばれます。(他にはファルト艇などがクローズドデッキカヤックに入ります)

 

ちなみに、リジット艇や、ツーリングカヤックの事をシーカヤックと呼ぶこともありますが、本来は海で使うカヤックをシーカヤック、対して川で使うカヤックをリバーカヤックと言います。(上で紹介しているのは基本的にシーカヤックの分類です)
その考えで分けると、リジット艇や、ツーリングカヤックだけでなく、シットオントップカヤックも海で使うようにデザインされています(その特徴は後程)からシーカヤックに入ります。

 

 

カヤックの名称

(C) SevenSeasMiyakojima

 

①スターン:カヤックの後方部分。船の船尾を英語でスターンと言います。
②バウ:カヤックの先端部分。船の船首を英語でバウと言います。
③ガンネル:船縁。カヤックの側面(横)の上縁部分。
④デッキ:カヤックの表面。水面に浮いた時に上にくる面。
⑤ハル:この写真だと分かりづらいですが、カヤックの裏面。水面に浮いた時に下になる面。水と接する部分なので、このハルの形状によって直進性や操作性が変わってきます。
⑥バックレスト(シート):背もたれです。
⑦フットブレイス:足で踏む(足の裏を当てる)部分
⑧トグル:持つ際の取っ手。
➈ドレインキャップ(ドレインプラグ):中の水などを抜く時などにはずすキャップ

 

 

パドルの詳細と名称

(C) SevenSeasMiyakojima

 

①シャフト:持つ棒の部分。
②ブレード:漕ぐ面。
③ドリップリング:ブレードの水がシャフトに流れて来ないようにする部分。

 

シャフト:
長さが固定の1ピースと、長さが調整可能な2ピースがあります。

 

ブレード:
漕ぐ面と、漕がない面が決まっています。漕ぐ面をパワーフェイス、漕がない面をノンパワーフェイスと呼びます。(カナディアンカヌーでは漕ぐときに裏表交互に使うカナディアンストロークと言った漕ぎ方があるので、カナディアンパドルには裏表同じ形状のものもあります)
ブレードのまわりの部分はチップと呼びます。

 

PFD(ライフジャケット)

パドルレジャーでは、着用する浮力帯をPFD、パーソナルフローティングデバイス(Personal Floating Device)の頭文字をとって「ピー・エフ・ディー」と呼んでいます。
正確には種類があって、ライフジャケット、シュノーケリングベスト(シュノーケリングジャケット)、カヤック用PFD、最近はSUP用のPFDや、ジェットスキー用の物、釣り用の物(すみません、ジェット用の物、釣り用の物は名称もわからない・・・)もでています。

必ずPFD(ライフジャケット)を使うお店を選びましょう

 

 

次回はSUPとカヤックの違いをご紹介

次の機会にはもう少し細かくSUPとカヤックの違いや、おススメをご紹介していきたいと思います。

宮古島で体験マングローブカヤック

体験マングローブカヤック

カヤックで、マングローブをはじめ海浜植物や汽水域の生きものを観察するプログラムです。
貴重なマングローブ、豊かな生態系についてのガイドの解説や、静かな入り江で鳥のさえずりを聞きながら、のんびり、ゆったり自然の神秘を感じてください。

  • マングローブ域の動植物などの解説を聞きながら観察

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

宮古島で体験シーカヤック

体験シーカヤック

シットオントップタイプのシーカヤックを使って水面の近くを進み、海と風を感じる半日プログラムです。
ガイドは現役自然体験指導者、現役エコツアーガイド。
カヤックに乗って普段見る事のできない角度から島や島の自然を堪能して下さい。

  • 宮古島の自然や文化の話も聞ける

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

宮古島でSUPカヤック

SUPカヤック

SUPカヤックを使った1組貸切のツアーです。
カヤックとして漕いだり!SUPとして漕いだり!ボード上でのんびり横になったり!フィッシュウォッチングしたり!オールマイティーに海を遊び尽くそう!!!

  • カヤックとSUP、ダイビングのインストラクターがガイド

  • 少人数の貸切なのでマイペースで遊べる

この記事を書いた人

JUN(チーフガイド)

学生時代は水泳・カヤックシングルの選手として活躍、その後海外・国内でダイビングインストラクターとして経験を重ねる。ダイビングのインストラクション・ガイド業以外にもダイビング・スノーケリング器材販売専門店・ダイビングとエコツアー専門旅行会社・海辺の環境教育指導・シーカヤックガイド等の経験を持つ水専門のエキスパート。PADIコースディレクター取得後は、ダイビングのみならず海から海辺全域に関して、後進育成を中心に活躍。[資格等]

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