コーディネーターのＫＯＫＯです。

本日はセブンシーズのツアープログラム「体験マングローブカヤック」でした。

久しぶりに台風が発生しました。

台風14号は、今後勢力を強めながら、沖縄の南の海上を西に進んでいく予報です。

今日は、風が少し強くなってきましたが、まだマングローブの入り江は心地よい風が吹く程度で問題ありませんでした。

参加されたのは、宮古島へ移住して5年ほどのご夫婦です。

以前からセブンシーズのツアーにご興味がおありで、やっと参加することができたとのことです。

宮古島でのカヤックは初めてとのことでした。

海水はいつもより澄んでいて、中で泳いでいる魚が見えました。

カタクチイワシの仲間のミジュンでしょうか、近くで群れてジャンプをしていました。

お２人はマングローブを西表島で見たことがあり、胎生種子がぶら下がっている姿も見たことがおありでしたので、今日はマングローブをじっくり観察しながら、ヤエヤマヒルギの増え方や、根の働き、塩分の排出の仕方などを解説いたしました。

今の時期、胎生種子はぶら下がっていませんが、花が咲き終わって実がなり、そこから針の先くらいの胎生種子の元が見えます。

来年の春すぎには、これらが伸びてあちらこちらでぶら下がります。

これからだんだん胎生種子が伸びていくのがツアーの度に観察できるので楽しみです。

マングローブの入り江は、今日もとても静かだったので、シギの群れが大きな声を出してヤエヤマヒルギの根から別の根に何度も飛んでいる姿が目立ちました。

マングローブ域は、カニや魚、エビなど多様な生物が生息する豊かな生態系で、その頂点にあるのが鳥です。

今日も主にカニを食べるシギやチドリ、主に魚を食べるサギの群れを見ることができました。

宮古島にお住いのお2人にも、マングローブ域の豊かさを感じてもらえたら嬉しいです。