Seven Seas

体験マングローブカヤック マングローブの胎生種子 4月3日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズのツアープログラム「体験マングローブカヤック」でした。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

昨日に引き続き、今日も穏やかでとても静かな入江です。

 

周りを見渡すと、マングローブ林と私たち、そして目の前を低空飛行するシギたちだけ、というぜいたくな空間でした。

 

マングローブを見るのは初めてというご夫婦でしたので、じっくりマングローブを観察しながら、どうやってマングローブが子孫を残すの? そもそもどうして海で育っているの? など様々な生態についてお話をしました。

 

時々、オヒルギの胎生種子がプカプカ浮いていて、大きな茶ばしらが立っているようでした。

 

「なんか縁起がいい」。そうですね!

 

「しっかり根付いて成長してね!」と願いをこめて、漕ぎ進みました。

 

カヤックを漕ぐコースからはあまりオヒルギは見られませんが、「茶ばしら」の親もしっかり見てきましたよ。

 

マングローブ林の小道を進むと、ミナミトビハゼが根にくっついていました。

 

最初は奥さまだけが見ることができましたが、せっかくなのでご主人にも見せてあげたいと思い、他の見やすいポイントまで行って、ご主人にもミナミトビハゼの若い個体を見てもらうことができました。

 

野生の生きものは、敵に狙われにくいよう、周りの環境と似た色や模様を持つことが多いので、慣れないと、近くにいても見つけることが難しいですね。

 

一方、遠くからでも見つけられる、赤いカニもいるんですよ〜。

 

と、いうことで、ちょうど潮の高さがよかったので、カヤックからベニシオマネキが見える場所まで行ってきました。

 

力のあるご主人、最初は力だけで漕いでいた感じがありましたが、いろいろな動植物を見ているうちに、優しさがプラスされ、とっても上手に漕ぐことができていました。

宮古島で体験マングローブカヤック

体験マングローブカヤック

カヤックで、マングローブをはじめ海浜植物や汽水域の生きものを観察するプログラムです。
貴重なマングローブ、豊かな生態系についてのガイドの解説や、静かな入り江で鳥のさえずりを聞きながら、のんびり、ゆったり自然の神秘を感じてください。

  • マングローブ域の動植物などの解説を聞きながら観察

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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