Seven Seas

体験マングローブカヤック メコン川みたい でもいつものカニはいっぱい 11月17日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズのツアープログラム「体験マングローブカヤック」でした。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

昨日から今日の午前中にかけて160ミリくらいの雨が降り、大雨注意報が発令されている時もありました。

 

今日の午後の体験マングローブが実施できるかどうか、雨雲を見ながらの判断でしたが、昼前から曇りや時々晴れ間が見えたので、実施となりました。

 

でも、雨量が多かったため、周辺の赤土が海に流れ込み、宮古島の湾や入り江などの海の色は一変、赤土の色となりました。

 

体験マングローブのフィールドは、細い入り江で普段から川のように見えますが、そこが赤土の色になって、まるでカンボジアのメコン川クルーズみたい(?)になりました。

 

参加されたご夫婦には、事前にカヤックの安全上に全く影響はないけれど、海に赤土が流れ込んでいることを伝えたところ、カヤックができるのならやりたい!ということでした。

 

普段とちょっと違った雰囲気の中のスタートです。

 

それでも、マングローブの生態を解説しながら4種類のマングローブをじっくり観察できました。

 

ヤエヤマヒルギの胎生種子は、今の時期、ほんの少し伸びているところで、隣ではオヒルギの胎生種子がずいぶん伸びてきてオクラみたいになっていました。

 

ガジュマルの受粉やイチジクコバチの話をしたら、とても興味深く聞いてくださいました。

 

海はメコン川のようでも、生き物はいつも通り。

 

チュウシャクシギの甲高い声や、エサを狙うコサギに上空を優雅に舞うアオサギ。

 

カクベンケイガニもいつも通りヤエヤマヒルギの根にたくさんいました。

 

一方、入り江の一番奥は、降った雨が湧水となって海に流れ出る量が多くて、まるで川の上流のようになっていました。

 

明日もまだ水は元には戻らないかな。

宮古島で体験マングローブカヤック

体験マングローブカヤック

カヤックで、マングローブをはじめ海浜植物や汽水域の生きものを観察するプログラムです。
貴重なマングローブ、豊かな生態系についてのガイドの解説や、静かな入り江で鳥のさえずりを聞きながら、のんびり、ゆったり自然の神秘を感じてください。

  • マングローブ域の動植物などの解説を聞きながら観察

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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