Seven Seas

多良間小の環境学習に行ってきました 12月9日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「多良間小学校 海ゴミの環境学習」でした。

 

C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

多良間島に出向いて、6年生と一緒に漂着ゴミのICC調査とマイクロプラスチックの調査をしていますが、これは2016年から毎年実施しています。

 

ICC調査は、世界共通の調査品目に従って分類し、数を数えます。

 

多良間小学校のように、毎年、同じ海岸で実施することにより、経年変化が分かりますし、他の地域との比較もできます。

 

単にゴミを拾うだけではわからない新しい気づきも出てくると思います。

 

午前中は、海岸でICC調査のためのゴミの回収と、マイクロプラスチックの回収をしました。

 

今年は風が強い日が多く、漂着ゴミが植生まで飛ばされているものが多かったです。

 

リカちゃん人形のようなフィギュアも落ちていて、みんな喜んでいました。

 

その後教室に戻って、回収したゴミの分類。

 

世界共通の分類品目に沿って細かく分類します。

 

グループに分け、役割分担をして、きっちり分類してくれました。

 

マイクロプラスチックも見つけるのが大変ですが、25センチ四方という小さい範囲からも、5ミリ未満の小さいゴミが6個見つかりました。

 

最後は数えたゴミのデータ集計とグラフの作成です。

 

児童たち自身でパーセントを計算し、これまでの調査データと比較した棒グラフを完成させました。

 

今日の調査範囲はそれほど広くなかったけれど、それでも個数にして242個のゴミが集まりました。

 

個数の多いトップスリーはどれも破片でした。

 

日本全国の平均と比べ、どうして多良間島の海岸に破片の割合が多いのか、ということもみんなでかんがえました。

 

ゴミを捨てない、拾う、ということも大事ですが、今日の学びを家族や周囲の人たちにも伝え、ゴミを出さない、減らす、ということを心掛けてくれたらよいなと思っています。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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