Seven Seas

下地小の環境学習に行ってきました 6月21日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「下地小学校 マングローブの環境学習」でした。

 

C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

下地小学校の4年生へのマングローブ環境学習は、今年で3回目ですが、過去2回は漁港近くの岩場から観察していました。

 

今年は学校との調整で、「宮古島の自然の豊かさをより体験できる内容にしたい」ということになり、フィールドを干潟へ移し、裸足で観察を行うことにしました。

 

スタート時には潮がまだ高く、干潟を歩くと、たくさんの魚が泳いでいました。

 

また、小さいタコクラゲが漂っていたり、水がある時にしか見られない生き物に出会えました。

 

だんだん潮が引いてくると、別の生きものが登場してきます。

 

ミナミコメツキガニの砂団子がどんどん広がってきて、やがてミナミコメツキガニの群れが地上に現れてきたので、みんなで分散して見に行きました。

 

近づくと砂の中にかくれますが、1分くらいじっと待っていると、また姿を現します。

 

小学4年生たちがじっとしていられるかな、と思っていましたが、みんな頑張って動かなかったので、ミナミコメツキガニを間近でたくさん見ることができました。

 

観察シートを見ながら、児童たちは真剣に生きものを探して、時には「わーっ、カニだ」「ゴカイのウンチ見つけた!」と喜んでいました。

 

後半はマングローブ観察へ。

 

干潟散策のよいところの1つは、マングローブの間近まで近寄れること。

 

特徴的な根や胎生種子に触れてみることで、ただ話を聞くだけより、心に残ると思います。

 

そして、今日、みんなを虜にしたのは、海底から地下水が湧き出ている場所。

 

海水温は浅いところでは30度くらいありますが、地下水は26度くらいなので、地下水が湧き出ているポイントへ行くと冷たくて気持ちいい~のです。

 

児童たちは湧き水ポイントを見つけては、温泉を掘るような感じで穴を大きくして足を冷やしていました。

 

この体験から学んだことを、1つでも持ち帰ってもらえたら嬉しいと思いました。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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