宮古島ってどんな島?(植物編 きれいな花じゃなくて葉)
コーディネーターのKOKOです。
12月になると、全国的にクリスマス気分になりますね。
宮古島は、都会に比べてクリスマスイルミネーションは華やかではありませんが、クリスマスツリーをあちらこちらで見かけるようになります。
クリスマスの時期の木といえば、ポインセチアという木があります。赤と緑がクリスマス色なので、クリスマスフラワーとも言われていて、お花屋さんでも鉢植えで売っています。
ところで、宮古島には、道ばたにポインセチアのような花が咲いています。
ショウジョウソウと言います。
今回は、ショウジョウソウの特徴などについてお話しましょう。
目次
サマーポインセチア
ショウジョウソウは、サマーポインセチアとも言われています。
本家(?)ポインセチアの花期が冬なのに対し、本州では夏から10月ころまでが花期なので、サマーポインセチアというのかな。
宮古島では冬も咲いているので、サマーという名前がしっくりきませんが・・・
どちらも「トウダイグサ科」です。
ショウジョウソウの分布は、北アメリカの南部からメキシコ、南米あたりの暖かいところで、もともと観賞用たったものが、野生化して広がったといわれています。
日本にやってきたのは明治時代とか。
宮古島には道路わきとかに普通に咲いているので、あまり気に掛けませんが、クリスマス時期になると、なんとなく気になってじっと見てしまうのです。
面白い花のつき方(花序)
花はちいさいものがたくさん咲きますが、その花のつき方(花序)が面白いです。
杯状花序(ハイジョウカジョ)というのですが、つぼみを守るために包んでいた葉(総苞 そうほう)がカップ状になっています。
総苞の中には、雌花が1個、雄花が数個入っていて、黄色い突起物があり、そこから蜜をだします。
花が咲くころになると、総苞の基部が赤くなるのです。
これを花かと思う人がいるかもしれませんが、赤い部分はあくまでも葉で、花はちいさくて地味です。。
ポインセチアは仲間が多い
ショウジョウソウの仲間であるポインセチア。
英語名のPoinsettiaから来ています。
1825年、アメリカ大使のポインセット氏がメキシコ駐在中に自生種を発見し、アメリカに持ち帰ったところから、その名がついたのだと思います。
標準和名はショウジョウボクです。
ショウジョウソウの木バージョンということでしょうか。
たくさん品種改良されていて、葉の色が、赤だったり、ピンクだったり、黄色だったりしています。
花が咲かないと、普通は葉の色が変わりません。
実は、ショウジョウソウやポインセチアのように、花びらかと思う部分が葉である植物の代表は、宮古島でよく見かけるあの植物なのです。
花のように鮮やかな色の葉をもつ植物の代表は?
ブーゲンビリアは、赤やピンク、紫や黄色が冬でも目立ってきれいです。
家の庭先によく植えられているし、野生のものもありますね。
この華やかな色の部分は、やっぱり総苞という葉の一部なのです。
花は白くて小さい。
総苞に包まれて、3つずつ咲いています。
ブーゲンビリアも中央アメリカや南米が原産地。
本州では年に2回ほど咲くそうですが、宮古島では一年中咲いていて、人々の目を楽しませてくれます。
次回は、宮古島の歴史や文化に関するお話をご紹介
次の機会には、他の面白い植物についても紹介しますね。
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