来島する皆さま向けのガイドライン
コーディネーターのKOKOです。
新型コロナが5類感染症に移行され、宮古島にはコロナ前よりも多くの観光客が訪れています。
たくさんの人が宮古島を訪れてくれるのは嬉しいことですが、手放しで喜べない状況もあります。
多くの観光客が来れば、中にはマナーを守らない人もいて、島民の生活に支障が出たり、宮古島の最大の魅力であるサンゴなど海の環境を破壊したり、危険な行為をして事故にあったり・・・
宮古島を訪れる人には、宮古島の自然や文化を壊すのではなく大切にする気持ちを持って行動して欲しい・・・そんな思いで、宮古島の統一ルールとして、宮古島サスティナブルツーリズムガイドラインの観光客向けができました。
ガイドライン全体は、以下の宮古島観光協会公式情報サイト「島を守る」を見て下さい。
今日は、その中の、観光客向けのガイドラインを抜粋した「宮古の約束」というリーフレットをご紹介します。
宮古島の自然環境を守るために
まずは、宮古島の自然環境を守るために守って欲しいことが挙げられています。
宮古島はサンゴ礁に囲まれた美しい海が魅力ですが、近年、サンゴが人為的な原因で破壊、死滅し、周囲の環境悪化が目立つようになりました。
サンゴは岩ではなく、生きている動物で、環境の変化にとっても弱いもの。
サンゴだけでなく、宮古島の自然を、知らず知らずのうちに傷つけてしまっていることはないでしょうか?
皆さんの次の世代、またその次の世代の人たちが宮古島に来た時にも、美しい自然が残っているようにするには、みんなが宮古島の自然のことを知って、それを大切にするアクションをとらなくてはならないのです。
宮古島の海で安全に楽しむために
次に挙げているのは、海で安全に楽しむために守ってもらいことです。
近年、残念なことに、宮古島の海のレジャーでの重大事故が増えています。
海での遊びはとっても楽しいですが、たくさんの危険をもはらんでいます。
波が高くても、風が強くても、流れが強くても、宮古ブルーの海を見ると、せっかく来たのだから、と海に入る人、そのフィールドの危険個所も知らずに海に入る人、浅いからといってライフジャケットを着ないで海に入る人を見かけます。
でも、事故に合ったらそれで終わり。後悔しても遅いです。
このリーフレットをしっかり読んで、正しい情報を入手して、安全に楽しんで下さい。
宮古島の地域へご配慮ください
観光客の方にとって、宮古島は非日常を与えるリゾート地、かもしれませんが、島には日常の生活を送っている人々がいます。
宮古島には、島の人々が大切に守っている独自の文化があります。
観光は島にとって重要な産業ではありますが、観光によって島民の生活が脅かされてはいけないし、文化が壊されてもいけない。
島と観光が持続可能であるために、観光客の皆さんには、地域への配慮をお願いいたします。
来島前に約束を
観光客の増加により自然が破壊され、市民が生活しずらくなる・・・では持続可能な観光にはなりません。
観光客も、市民も、観光事業者も、みんながお互いに思いやりる気持ち、自然を大切にする気持ち、安全を第一に考える気持ちを持てば、人も島の自然もみんなハッピーな島になるんじゃないかな。
その行動指標となるのか宮古島サスティナブルツーリズムガイドラインなのです。
宮古島が好きな観光客の皆さま、来島前に必ずガイドライン「宮古の約束」を読んで下さいね。