Seven Seas

海と自然の勉強会に行ってきました 11月16日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズも会員になっているNPO法人宮古島海の環境ネットワークの活動で「海と自然の勉強会 昆虫勉強会」でした。

 

C) NPO MiyakojimaSeaEnvironmentNetwork

 

NPO法人 宮古島海の環境ネットワークでは、ビーチクリーン活動の他に、海の環境を守る啓もう、啓発活動として、環境学習のプログラムを実施していています。

 

今日は、自然体験の指導者や海のガイド向けの勉強会で、沖縄市立郷土博物館の主任学芸員である刀禰浩一さんを講師に招いて、昆虫を観察し、その周りの生態系を学びました。

 

昆虫が一番多い時期ではなかったですが、晴れて気温も高くなったので、色々な昆虫が姿を現しました。

 

蝶は、たくさんの種類がいますが、幼虫の時に食べる葉はすみ分けられていて、その食べ方も違います。

 

刀禰さんが、植物を見て、「ああ、これは何々蝶のあおむしが好きな植物だ」といって周りを見ると、その蝶が飛んでいたり、葉には食べられた痕があったり、また卵も見つけることができました。

 

トンボも色々な種類が飛んでいましたが、オスの体をよく観察しながら、交尾の仕方を聞いて、小さい体でよく工夫されているなと感じました。

 

ほかにも、カマキリ、カミキリムシ、ハチ、クモ、コオロギ、バッタなどの昆虫を見つけ、その特徴や生態などについてもお話をしていただきました。

 

沖縄は、よく「亜熱帯地方」、なんていいますが、本当は「亜熱帯」というのはないそうです。

 

温帯の次は砂漠を挟んで熱帯になるので、通常は温帯の生きものは砂漠では生きられず、一方熱帯の生きものも砂漠では生きられず、温帯と熱帯の生きものは交わらない。

 

沖縄は緯度的には砂漠にあたるけれど、ヒマラヤ山脈や黒潮の存在により、雨が多く、温帯、熱帯両方の生きものが存在することができる、非常に珍しい地域なのです。

 

昆虫を観察していても、沖縄の独特な生態系を感じ、また宮古島は他の島と違う部分も感じました。

 

そんな豊かで独特な生態系をもつ宮古島の自然を守っていきたい、とまた強く思いました。

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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