Seven Seas

体験マングローブカヤック 10年後も豊かな生態系であるように 9月22日

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コーディネーターのKOKOです。

 

本日はセブンシーズのツアープログラム「体験マングローブカヤック」でした。

 

(C) SevenSeasMiyakojima

 

今日は愛知県からお越しのご夫婦が参加してくれました。

 

このところ、晴れていたと思ったら、モクモクとした雲が現われ、あっという間に大雨、という状況が少なくありません。

 

雲が広がる場所は、地形の影響か、毎日同じような辺りです。

 

今日も昼過ぎから雨という予報でしたので、なるべく雨の可能性が低い時間に少しずらして開催しました。

 

マングローブカヤックが開催できる時間は、潮が高くないといけないので、いつでも時間をずらせるわけではないのですが、今日は少し前倒しで開催することができました。

 

カヤックは初めてというお2人、右、左、と仲良く声をかけながら、ヤエヤマヒルギの林をくねくねと進んでいきました。

 

ヤエヤマヒルギの胎生種子は、今の時期は、ほとんどがどこかへ流れていったか魚などがかじって小さくなったか、うまく根付いたか・・・というタイミングですが、まだ漂流しているものもあります。

 

カヤックの横を漂流している胎生種子を見ながら、ヤエヤマヒルギの増え方をお話すると、お2人は興味深く聞いてくださいました。

 

うまく根付いた若木が集まっているポイントがあり、「10年後に来たら、このマングローブが成長して景色も変わっているかな」とお2人。

 

環境がよければきっとマングローブは増えたり成長するでしょうし、海や周辺の陸の環境が悪くなれば、マングローブは減っていきます。

 

10年後もマングローブが元気で、豊かな生態系が守られているよう、できる活動をしていきたいと思っています。

 

今日の奥さまは生き物を見つけるのがとても上手でした。

 

かなり遠くにいるミナミトビハゼも見つけられて、「あっ、いたいた、ハゼだ!」とすぐにわかりました。

 

もちろんジャングルの中ではカクベンケイガニもたくさん見つけました。

 

結局、ツアー開始時に少し雨が降りましたが、奥さまの「私持ってるから晴れると思う」という宣言通り、その後は天気に恵まれ、青い空と白い雲のコントラストがきれいで写真も映えました。

宮古島で体験マングローブカヤック

体験マングローブカヤック

カヤックで、マングローブをはじめ海浜植物や汽水域の生きものを観察するプログラムです。
貴重なマングローブ、豊かな生態系についてのガイドの解説や、静かな入り江で鳥のさえずりを聞きながら、のんびり、ゆったり自然の神秘を感じてください。

  • マングローブ域の動植物などの解説を聞きながら観察

  • ベテランインストラクターのガイドなので初心者でも安心

この記事を書いた人

KOKO(コーディネーター)

天皇陛下の日本山岳会入会にも尽力した同会元会長の父の影響で、学生時代から登山やスキーを行う。外資系会社を経て、通訳を兼ねながら生物学者・故ジャックモイヤー氏と共に海辺の環境教育を行ったり、旅行会社にてエコツアー企画を担当し日本にインド洋のクリスマス島を紹介するなどエコツアー・環境教育の現場の最先端を走り続ける第一線ネイチャーガイド。現在は宮古諸島において、エコツーリズムの普及や海辺の環境保全に尽力している。 [資格等]

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